心不全の症状
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十分に血液を送り出せないので…
- 身体に必要な酸素が足りなくなり、疲労を感じやすくなります。
細い血管に血が行き渡らなくなり、手足の先が冷たく、肌の色が悪くなります。
腎臓の血流が減るため尿の量が減り、身体全体に水分が溜まって体重が増えます。
- 身体に必要な酸素が足りなくなり、疲労を感じやすくなります。
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血液が身体中をスムーズに流れないので…
- 臓器に水分が溜まりやすくなります。特に、足の甲やすねのあたりがむくみます。
胃腸の粘膜や肝臓がむくむと、食欲がなくなります。
肺に血が溜まる(肺うっ血)と、息切れや呼吸困難を起こします。
- 臓器に水分が溜まりやすくなります。特に、足の甲やすねのあたりがむくみます。
心不全の重症度
NYHA心機能分類
自覚症状をもとに心不全の重症度を評価するのが「NYHA(ニューヨーク心臓協会)心機能分類」です。
日常の生活動作(労作)で、症状(呼吸困難、疲労感、動悸、胸の痛み等)が出るかどうかでクラス分けされています。
程度 | クラス | 説明 |
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軽度 | クラス I | 日常の労作で症状は出ない。心不全であることを自覚していない人もいる。 |
クラス II | 階段や坂道を登る等、比較的強い労作では症状が出る。 | |
中等度 | クラス III | 新聞を取りに行く等の簡単な労作でも症状が出ることがある。 |
重度 | クラス IV | 安静にしていても心不全や狭心症様の症状があり、動くとさらに悪化する。 |